ラプラスの魔

NEC PC8801

極私的レビュー

写真家はパーティに欠かせない。

極私的評価 ★★★★☆

謎に満ちた洋館を調査するRPG。お金の稼ぎ方は、写真家が鍵を握っています。

裏ワザ

ゲーム情報

発売日 1987年7月4日 土曜日
価格(販売当時) 7,800円
メディアタイプ 5インチFD 2D(2枚組)
データ容量 5インチFD 2D(2枚組)
メーカー ハミングバード〔(開発元)ハミングバード〕

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【ゲームのストーリー】 アメリカは東部、マサチューセッツ州の一画にその街はあった。 ニューカム。かつては漁港の街としてにぎわったこともあったのだが、いまはなぜか活気がない。街並みに何かどんよりとした重苦しい雰囲気が感じられる。 そんな192X年の、ある冬の寒い日のこと、住人たちは見知らぬ男の来訪を知った。細面の東洋系の顔だちは、それ自体東部のこの田舎では人目を引いたが、男のたずねまわっている場所を耳にして、人々はますます口を開きたがらなかった。 ウェザートップ館のことだって? 街のはずれに建つこの館の住人は、以前から街とあまりつきあいがなく、近頃はその住人もどこへ去ったのか、荒れ果てた無人の館と化していた。しかし、その無人のはずの館に何か奇怪なものがいるという噂もある。 真顔でこうした話を聞き回り、街の小さな図書館で何か古い文献を漁っていた青年は、ある日、大きな荷物を背負って、その館の方へと消えていった。 人々がそうした出来事を忘れかけていた矢先、恐るべき事件が起った。“幽霊屋敷へ探検に行くんだ”と、親の叱言もきかずに、出かけていった腕白ざかりの子供たちが、館のすぐ外で惨殺体となって発見されたのだ。郡の保安官たちの捜索により、犯人はこの館で雨露を凌いでいた浮浪者か変質者のしわざだろうということになったが、それにしては死因に妙な点がありすぎた。死体はバラバラにされたり、無惨にくいちぎられたりしていたが、その歯形はとても人間のものとは思えない。イヤ、動物とすら思えないのだ。また、死体に付着していた奇妙な粘液を分析した検死官も、ただ首をひねるばかりだった。 幽霊屋敷に殺された!? この怪事件はたちまちラジオで報じられ(とは言っても、ボストン一帯の東部地方のみだが)、物見高い連中がいっとき館に押し寄せた。 しかし、白日の下、警察の再捜査によっても新たな手がかりは発見できず、やがて押し寄せた人々は潮のひくごとく散っていった……。 館は以前に戻った。と、同時に街に戻ってきたものもある。どんよりとした不気味な雰囲気。そして、目つきの鋭い何人かの人々。彼らこそ「ゴーストハンター」と呼ばれる者たちである。子供を殺された親たちから依頼された探偵や特ダネをねらうジャーナリスト、あるいは、素人研究の成果を試し、名を売りたいと考える科学者にディレッタント(研究家)、そして、何ものかに無意識に呼び寄せられたような霊能者たち。彼らは、ニューカムの街で用意を整えると、誰にも知られることなく、ウェザートップの館に向った。【ゲームの説明】ゴーストハンターシリーズ3部作の第1弾。好き嫌いのハッキリと分かれるゲームで人によってはクソゲー扱いされるが、おそらく国産の3D視点RPGとして屈指の難易度と完成度を誇る名作。クトゥルー神話の世界を背景にした作品である。ウェザートップ館に入ったが最後、プレイヤーを文字通りの意味で恐怖のどん底に叩き落とし、自分は選ばれた勇者などではなく、脆弱な人間であると痛切に感じるだろう。館の調査は緊張の連続。初見で作成したキャラクターでクリアすることなど不可能。愛着を持ってキャラクターを作ることは慣れるまで止めておくべきだ。少しでも油断するとパーティーは瞬く間に全滅する。手塩にかけたキャラクターを失ったとき、ショックでしばらく放心するかもしれない。もし、それが原因でゲームから離れるようなことがあっても再度挑戦してみたくなる魅力を秘めている。かなり硬派な大人のゲームだ。ゲームシステムはテーブルトークRPG「クトゥルフの呼び声」を参考にしていると思われる。SAN値で有名な『狂気』も再現しており、精神力のパラメーターが0になると発狂する。PC-88で発売されたのは1作目の「ラプラスの魔」のみ。2作目の「パラケルススの魔剣」はPC-98でリリースされた。【ゲームのストーリー】 アメリカは東部、マサチューセッツ州の一画にその街はあった。 ニューカム。かつては漁港の街としてにぎわったこともあったのだが、いまはなぜか活気がない。街並みに何かどんよりとした重苦しい雰囲気が感じられる。 そんな192X年の、ある冬の寒い日のこと、住人たちは見知らぬ男の来訪を知った。細面の東洋系の顔だちは、それ自体東部のこの田舎では人目を引いたが、男のたずねまわっている場所を耳にして、人々はますます口を開きたがらなかった。 ウェザートップ館のことだって? 街のはずれに建つこの館の住人は、以前から街とあまりつきあいがなく、近頃はその住人もどこへ去ったのか、荒れ果てた無人の館と化していた。しかし、その無人のはずの館に何か奇怪なものがいるという噂もある。 真顔でこうした話を聞き回り、街の小さな図書館で何か古い文献を漁っていた青年は、ある日、大きな荷物を背負って、その館の方へと消えていった。 人々がそうした出来事を忘れかけていた矢先、恐るべき事件が起った。“幽霊屋敷へ探検に行くんだ”と、親の叱言もきかずに、出かけていった腕白ざかりの子供たちが、館のすぐ外で惨殺体となって発見されたのだ。郡の保安官たちの捜索により、犯人はこの館で雨露を凌いでいた浮浪者か変質者のしわざだろうということになったが、それにしては死因に妙な点がありすぎた。死体はバラバラにされたり、無惨にくいちぎられたりしていたが、その歯形はとても人間のものとは思えない。イヤ、動物とすら思えないのだ。また、死体に付着していた奇妙な粘液を分析した検死官も、ただ首をひねるばかりだった。 幽霊屋敷に殺された!? この怪事件はたちまちラジオで報じられ(とは言っても、ボストン一帯の東部地方のみだが)、物見高い連中がいっとき館に押し寄せた。 しかし、白日の下、警察の再捜査によっても新たな手がかりは発見できず、やがて押し寄せた人々は潮のひくごとく散っていった……。 館は以前に戻った。と、同時に街に戻ってきたものもある。どんよりとした不気味な雰囲気。そして、目つきの鋭い何人かの人々。彼らこそ「ゴーストハンター」と呼ばれる者たちである。子供を殺された親たちから依頼された探偵や特ダネをねらうジャーナリスト、あるいは、素人研究の成果を試し、名を売りたいと考える科学者にディレッタント(研究家)、そして、何ものかに無意識に呼び寄せられたような霊能者たち。彼らは、ニューカムの街で用意を整えると、誰にも知られることなく、ウェザートップの館に向った。?mt=8

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